デジタルでお絵描きを始めるなら、端末と同じくらい悩むのがお絵描きアプリ選びです。
デジタルイラストは、紙と違って
- レイヤー(層)を重ねて描ける
- 何度でもやり直せる
- 豊富なブラシや素材が使える
ことが特徴です。
一方で、お絵描きアプリによって操作感や機能の豊富さは大きく異なります。
この記事では、子どもがデジタルイラストを描くことを想定して、
- ibisPaint(アイビスペイント)
- CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)
- Sketchbook(スケッチブック)
の3つを、年齢だけではなくイラスト経験や「どんな絵を描きたいか」という視点から比較します。
👉 子どものデジ絵に必要なものは?iPad・タッチペン・アプリを紹介
👉 子どものイラスト練習法・おすすめ教材・動画紹介
子ども向けお絵描きアプリ、どれが使いやすい?
子ども向けお絵描きアプリに必要な機能
子どもがストレスなくデジタルイラストを楽しむためには、以下の3つの機能・使い勝手がポイントになります。
レイヤー管理のわかりやすさ
デジタルイラストでは、線画と色塗りを別々のレイヤーにしたり、下描きを薄く表示したりできます。
そのため、
- レイヤーを直感的に操作できる
- 順番を簡単に入れ替えられる
- 必要なレイヤーを見つけやすい
といった使いやすさが重要です。
描画ツールの豊富さと補正機能
ペンやブラシの種類だけでなく、線のブレを抑える「手ブレ補正」など、きれいな線を描くための機能も便利です。
子どもが「思ったように線が描けない」と感じにくいことも大切ですね。
UI(操作画面)のわかりやすさ
ボタンや設定項目が多すぎると、初心者は「どこを押せばいいの?」となってしまいます。
キャンバスの拡大・縮小・回転など、よく使う操作を直感的にできるかどうかもチェックしたいポイントです。
代表的お絵描きアプリ3種を比較
まずは、ざっくり比較してみましょう。
| 比較項目 | Sketchbook | ibisPaint(アイビス) | CLIP STUDIO PAINT(クリスタ) |
| 難易度・対象 | 初心者・気軽に描きたい人 | 小中学生や中級者 | 中高生〜本格派 |
| わかりやすさ | シンプルで直感的 | アイコンが大きく、比較的分かりやすい | 機能が多く、本格的 最初は覚えることが多い |
| レイヤー機能 | 基本的なレイヤー機能のみ | クリッピングなど機能が充実 | フォルダー管理・合成モードなど非常に豊富 |
| 描画ツール・素材 | 基本的なブラシが中心 | ブラシ・素材・フォントなどが豊富 | ブラシ・素材・3Dなど非常に豊富 |
| 料金 | 基本無料 | 無料(広告あり)/ 有料版あり | 利用する端末・プランによって異なる |
もちろん、年齢だけで決まるわけではありません。
小学生でも、普段からデジタルで絵を描いている子なら本格的なアプリを使いこなせます。
逆に、中学生でもデジタルイラストが初めてなら、最初はシンプルなアプリのほうが使いやすいでしょう。
レベル別!我が子にぴったりなアプリの選び方
アプリを選ぶときは、子どもの年齢だけでなく、どんな絵を描きたいのかも重要です。
- デジ絵初心者で、まずは気軽に描きたい
→ Sketchbook - 小学生〜中学生で、無料から本格的に描きたい
→ ibisPaint - 本格的なイラストや漫画制作に挑戦したい
→ CLIP STUDIO PAINT
個人的には、小中学生の間は無料で使えるSketchbook・ibisPaintで十分だと思います。
CLIP STUDIO PAINTは基本有料なので、大人になってからのお楽しみということで(笑)
3つのお絵描きアプリの特徴とおすすめポイント
お絵描き初心者なら「Sketchbook」が使いやすい
Sketchbookは、「まずはタブレットで絵を描いてみたい」という子に向いているアプリです。
Sketchbookの特徴
- シンプルで直感的な操作で、初心者でも使いやすい
- 定規や遠近法の補助機能があり、正確な線や構図を描きやすい
- ブラシや描画ツールを使って自由なイラスト制作を楽しめる
- イラストだけでなく、スケッチやデザインなど幅広い用途に使える
タブレットで絵を描くのが初めての子や、細かい設定抜きでサクッとスケッチや落書きを楽しみたい子にぴったり♪
ただし、キャラクターイラストを描き込んだり、レイヤーをたくさん分けたいとなると、もの足りなくなると思います。
小学生高学年~中学生のデジ絵初心者なら「ibisPaint」
ibisPaintは無料から始められるうえ、デジタルイラストに必要な機能がかなり充実しています。
そのため、「最初は落書き程度だったけれど、だんだん本格的に描きたくなってきた」という子にも使いやすいアプリです。
ibisPaintの特徴
- 無料で使える機能が多く、初心者でも始めやすい
- ブラシ・素材・フォントなどが豊富
- レイヤーやクリッピングなど、便利ツールが充実
- 漫画制作にも対応
ibisPaintはここに注意
無料版では広告が表示されます。
- 作品を保存してギャラリーに戻るとき
- 有料ブラシを一定時間使用したいとき
などに広告が表示されます。
それでも、無料で使える範囲が広いため、子どもがデジタルイラストを始めるには十分な機能があります。
「本格的なデジ絵に挑戦したい!」という小学生〜中学生に一番おすすめです。
こちらの記事で、私がibisPaintで描いたイラストと基本機能を紹介しています。
👉 子どものお絵描きにデジタルイラストがおすすめな理由
本格的に描きたい子なら「CLIP STUDIO PAINT」
「もっと本格的にイラストを描きたい」という子なら、CLIP STUDIO PAINTも候補になります。
CLIP STUDIO PAINTは、イラストだけでなく漫画やアニメーション制作にも対応している本格的なペイントソフトです。
CLIP STUDIO PAINTの特徴
- イラスト・漫画・アニメーション制作まで幅広く対応
- ブラシや素材が非常に豊富
- ベクターレイヤーや3D素材など、高度な制作機能を搭載
- 本格的にイラストを学びたい人向け
ibisPaintはここに注意
- 多機能なので、どこを操作すればいいのか迷いやすい
- 覚えることが多く、初心者には少しハードルが高い
- 利用する端末やプランによって料金がかかる
イラスト制作の場ではとにかく有名なソフトですが、デジタルイラストを始めたばかりの子が最初からCLIP STUDIO PAINTを選ぶ必要はないと思います。
機能が豊富なぶん、覚えることも増えるからです。
デジタルイラストに慣れてきて、もっと本格的な作品を作りたいと思ったタイミングで乗り換えるくらいでちょうどいいと思います。
子どものお絵描きアプリは「最初から高機能」でなくてもOK
子ども向けのお絵描きアプリ選びで一番大切なのは、お子さんがストレスなく楽しく描き続けられるかです。
まずは基本無料で気軽に試せる Sketchbook や ibisPaint からスタートして、お子さんの「もっとこうしたい!」という意欲に合わせてステップアップしていくのがおすすめですよ!
わが家の場合、iPadのフリーボードでのお絵描きから小学6年生の時に ibisPaint に移行しました。
今ではレイヤーを何枚にも分けてキャラクターイラストを描くことにも慣れてきています。
- 今どのくらいデジタルで絵を描いているのか
- どんな絵を描きたいのか
- これから何をしたいのか
この3つを考えて選ぶと、子どもに合ったお絵描きアプリを見つけやすいと思いますよ♪
お絵描きアプリに慣れてきて、「もっと上手に描きたい」と思ったら、オンライン講座も選択肢のひとつです。
わが家の中1娘も、現在はアタムアカデミーでイラストを学んでいます。
実際の無料体験や授業の様子は、こちらの記事で紹介しています。
👉 アタムアカデミー無料レッスン体験談!中1娘の受講レビュー

